✿冬の訪れ✿
《五感散歩を続けると…》
12月になり寒い日も多くなりましたが、子どもは風の子!!晴れ間を見つけては「お外に行きた~い」と戸外遊びを好んでいます。
朝1番の公園の空気は澄んでいてとても気持ちが良いものです。四季の自然を見たり聞いたり触ったり…。年長さんは準備体操をしてマラソンが始まりました。公園の坂道も友だちと一緒に走り、体力をつけている子どもたち。「ハ~、たくさん走ったね!あれ??息が白いよ」「本当だ!」「フ~…あれ?フ~だと出てこないな。」息の白さ一つからも、様々なことを感じ試し合っている。頼もしい子どもたちの姿です。
《おやすみなさい カメさん》
毎日、玄関で子どもたちを迎えてくれているカメさん・・・。入園当初は年少さんの不安な心を和ませてくれる存在でもありました。
11月に葉っぱのふとんを入れてあげると、しばらくはモゾモゾ…と眠る場所を探していたカメさんですが、12月に入ってようやく眠る場所が決まったようです。前を通る子どもたちも「し~!!カメさん、寝ているよ」と気にかけたり、「ここに顔が見えた!目を閉じているね」と葉っぱのすき間にわずかに見えるカメさんをじっと見たり。絵本の中で見たことのある“冬眠”と目の前の出来事が、結びついているのでしょうか…。幼少期の自然体験が、大きくなった時に知識と結びついたり、自然を大切に思う気持ちにつながってくれたら嬉しいですね。
《大きくなってね!球根さん》
園庭の脇の花壇には、子どもたち一人一人の手によってちゅうりっぷの球根が植えられました。「何色の花が咲くのかな?」「私ピンクがいい!」「私も!!」と何色の花が咲くのか楽しみにしながらワクワクした気持ちが伝わってくるようでした。
自分で植えることで、花が咲くまでの楽しみに待つ気持ちがより大きくなることでしょう。翌日も「今頃、土のおふとんの中で眠っているのかな」「ごはん(肥料)をたくさん食べて、大きくなっているかな…」と想像を膨らましていました。
また、地域の方と一緒に中央公園にも球根を植えました。いろいろな方とのかかわりが、心を豊かにしてくれています。一緒に植えさせてくださった皆さん、ありがとうございました。春が楽しみですね。
《ビオトープの中をのぞいてみると…》
ビオトープの中のかわいいメダカちゃん。水の中を気持ち良さそうに泳いでいます。「1,2,3・・・」「あっ!ここにも、み~つけた。」しかし、最近は「あれ?メダカちゃん~どこ?」寒くなってきたこともあり泥の下にもぐっているようです。でも、お日様があたる暖かい日にはちゃんと姿を見せてくれるのです。自然や生き物のすごさが感じられます。
子どもたちも自然の中から、言葉にはならなくとも体で、心で、感じていることがたくさんあるのでしょうね。そんな目には見えにくい心育ちをゆっくりと見守っていきたいものです。
《☆環境整備☆》
子どもたちは遊びの天才です。私たち大人が気づかないようなことにも思いつき遊びに取り入れています。
「今日は、どんぐり落ちてこないかな~」とどんぐりの木を見上げています。風がたくさん吹いた翌朝は「今日はきっとたくさんあるよね」と真っ先に走っていく姿がみられています。今年は残念ながらどんぐりのなりが悪く、たっぷりのどんぐりを拾うことはできませんでした。それも自然ならでは…ですね。来年はたくさんのどんぐりがなってくれると嬉しいです。
ドウダンツツジの真っ赤な葉っぱは、砂遊びのケーキに飾られたり、温泉あそびの入浴剤になったり…様々な遊ばれ方がありました。子どもたちの豊かな発想がさらに広がるような環境を、保育者は準備していきたいと思います。
当園では、保育者のほか、専門の方にも来ていただきながら定期的に手入れをし、子どもたちが自然を身近に感じられるよう環境整備をしています。
《サンタさんが、やってきた☆》
熱帯魚の水槽には、一足早くサンタさんがやってきたようです。キラキラの飾りと可愛らしいサンタさんに子どもたちも嬉しそう♡
「僕のうちにもサンタさん来てくれるかな?」「この前、サンタさん見たんだよ~」などと子どもたちの楽しそうな会話も聞こえてきました。
クリスマスツリーやリースが飾られると、お空に向かって「サンタさ~ん!!」と大きな声で呼びかけている姿も見られました。可愛らしいですね。